導入実績詳細 第一三共 株式会社 様・第一三共ハピネス 株式会社 様

第一三共 株式会社 様・第一三共ハピネス 株式会社

 ~グループ全体の業務効率化と

障がい者雇用の積極活用を推進するインフラ~


第一三共株式会社 総務・調達部 総務グループ 様



 ~求めるのは、迅速な対応と安定したシステムの運用。

障がい者の特性を把握し、個人を活かす職場環境の実現へ~


第一三共ハピネス株式会社様 [特例子会社]


グループ全体としての業務効率化の一環として、グループ共通インフラの構築・運用を推進されている第一三共株式会社様。
障がい者の積極活用を推進するインフラとしてもcorezoが機能しており、「障害者雇用促進法」に基づき、2007年3月に設立された第一三共グループの特例子会社である第一三共ハピネス株式会社様では、名刺作成業務がグループ全体のビジネスサポートのなかでも設立当初からの主要な業務となっています。
今回は第一三共株式会社様と第一三共ハピネス株式会社様にお話を伺いました。

グループ全体の業務効率化と、障がい者雇用の積極活用を推進するインフラ

第一三共株式会社 総務・調達部 総務グループ ご担当者のお声

corezo(コレッソ)は「グループ全体の名刺発注業務効率化を支えるインフラ」と、「障がい者の積極活用を推進するインフラ」という2つの面で機能していると感じています。

第一三共グループの方針として、「グループ全体が共通のインフラで業務を行う」という考え方があります。弊社は国内で計9社のグループ会社で構成されていますが、コスト・業務効率の両面のメリットから、グループ全体で共通のインフラで運営するのが基本となっています。

 

例えば、グループ全体のビジネスサポートを担う会社へ各社で発生する給与計算業務や一般的な経理・出納などの業務を集約し、同社がシェアードサービスとして提供することで、グループ全体の効率化を推進しています。そういった方針の一環としてグループ全体の名刺は、corezoを使って発注管理しています。

 

各社で異なる名刺発注プロセスをとっていると、異動した際に新しいやり方を覚える必要があったり、印刷会社によって印刷の品質が異なったりということが起こります。名刺発注業務をcorezoに一本化することで、グループ全体が同じシステムを使うことになるので、弊社の方針に合った運用ができていると思います。弊社は電話番号の記載方法等にルールがありますが、編集画面の項目に弊社仕様の注意書きを入れる対応をしていただいたことで、社員への注意喚起ができ、ルール通りの運用が実現しています。

 

第一三共ハピネスは障害者雇用促進法に定められた第一三共グループの特例子会社です。第一三共グループの社員が名刺を発注し、第一三共ハピネスの社員が承認・印刷を行う流れですが、入力はすべて発注者側が行うため、印刷現場が細かい入力作業を行う必要はありません。一連の流れが確立されていることで、迷わず作業を進めることができるので、障がい者にとっても働きやすい環境作りができています。法定雇用率を順守することはもちろんですが、障がい者の方には適した業務を、やりがいを持って働いていただきたいと考えています。それをうまく進めるためのツールとしてcorezoが機能しています。

 

求めるのは、迅速な対応と安定したシステムの運用。障がい者の特性を把握し、個人を活かす職場環境の実現へ

第一三共ハピネス株式会社[特例子会社] ご担当者のお声

弊社は第一三共グループ全体の名刺をcorezoを利用して作成しております。1日平均で50箱、繁忙期で発注数が多い時期は120箱以上にもなりますが、第一三共グループの社員がcorezo上で名刺情報を入力するので、細かな入力作業はなく、名刺の印刷・検品・梱包までを障がい者の社員が行います。

 

弊社では主に知的障がい者の方が働いていますが、名刺印刷においては特性を活かした名刺内容のチェックも実施しています。これは、以前と電話番号が違うとなどの記入ミスや、規定外の記述が書かれているなどの、レギュレーション違反に対して「以前と違ったところに注意がいく(差が気になる)」「細かいことに気づくことに長けている」といった特徴を生かした仕組みです。




 

また、corezoを利用することで、「この場合は、次こうしなければならない」といったような判断が増えないことがポイントだと思っています。一連の流れが確立されていることで、迷わず作業を進めることができるので、障がい者にとっても働きやすい環境作りができていると思います。編集などの入力や操作は申請者が行いますので、文字を読むことができ、作業完了の報告ができれば、比較的修得しやすい業務なのではと感じています。




 

梱包が完了するまで管理者はノータッチですが、名刺を受け取った社員からクレームは無く、この運用方法が定着しています。 (障がい者の方は)手順を一度覚えれば確実ですが、画面まわりや操作方法などが変化してしまうと対応が難しいので、変化しないシステムで安定的に運用できるということが重要です。




 

具体的なご利用イメージ

第一三共グループの社員がcorezo上で申請し、第一三共ハピネスの管理者が承認した後、制作一覧表をもとに指図書を印刷します。続いて、障がい者の社員が発注されたデータをサプライヤサイトからダウンロードして印刷用データを生成します。専用のアプリケーションで出力すれば、専門知識が無くても簡単に印刷用データが生成できます。基本的には、申請が入った日に承認し、翌営業日に印刷する流れになっています。2人体制で名刺作成を行いながら、仕分け作業などの業務を並行して進め、グループ内配送便の集荷前にチーム全員で梱包作業にあたります。

 

導入後のサポートについて

山櫻では稼動規模・人的リソースを考慮したワンストップでのご提案による効率的な立ち上げをサポートいたします。紙の選定からシステムおよびプリンタのご提案、大量発注時のバックアップ印刷などトータルサポートも可能です。紙製品メーカーならではの「名刺」ビジネスに関するノウハウのご提供や、システムによる作業の効率化をご提案します。

 

第一三共グループ全体の名刺管理業務をご担当されている第一三共ビジネスアソシエ株式会社のご担当者様より、
corezoの操作性や、日頃の山櫻の対応についてご感想をいただきました。

 

第一三共ビジネスアソシエ株式会社 総務サービス部 総務グループご担当者のお声

corezoのリニューアル後は、より操作性が向上し、マニュアルを見なくても感覚的に操作でき、操作速度も向上したと感じています。
担当営業の方には、日頃のサポートをはじめ、丁寧にご対応いただいています。
リニューアルの情報も早いタイミングでご連絡いただけたので、余裕を持って必要な対応を進めることができました。
編集画面に注意書きを入れる等の要望やその背景をご理解くださり、システム上制限がある場合は代替案をご提案くださるなど、何度もやりとりしながら弊社の要望に沿った画面構成に仕上げていただきました。
データ移行についても、きめ細かいサポートをいただき、感謝しています。

 

担当営業から一言

ソリューションビジネス部門 ソリューション営業グループ 齋藤 洸輔

 

特例子会社を運営されているお客様には、安心してサービスをご利用いただくことに重点を置いて日々ご連絡事項に耳を傾けています。
システムだけでなく、名刺作成のための用紙や名刺箱といった資材もご提供もさせていただく中で、スムーズな運営ができるよう、スピードある動きを意識しています。資材の在庫管理や発注に関してはお客様にご協力いただく事もございますが、コミュニケーションを綿密にとり「傍にいる安心」を感じていただける姿勢を心がけています。


また、corezoが名刺をご要望されている方と制作を担当される障がい者の方をつなぐツールとして活躍していることも大変うれしく思います。リニューアルの際には、ご担当者様から画面構成に関するご要望をお聞きし、編集画面の操作性にこだわりました。実稼働になった際は大きな達成感を得て、私自身も成長させていただきました。これからも皆さまに安心してご利用いただけるよう、運営・サポートに邁進して参ります。

取材後記

今回はcorezoを長年ご利用頂いている第一三共様から貴重なお話を伺いました。
グループ会社が多い企業様にとって、業務フローの統一と効率化は業種問わず共通する大きなテーマです。発注作業を社員個人に割り振り、承認作業を特例子会社へ集約することでグループ全体の業務量を削減された成功事例となります。かつ、第一三共グループ様はWeb名刺発注サービスが主流となる以前から業務集約化を意識して取り組まれており、グループの経営方針に合うという事でcorezoをお選びいただき大変光栄です。これからも企業様の方針に沿えるサポートをご提供して参りたいと思います。
また、特例子会社における名刺印刷業務が運用し続けられる理由は業務内容が障がい特性とマッチしているということが大きく影響しているように感じました。個人の能力を見極め、適材適所の配置が社員の働きがいにも繋がっているようにみられます。
corezoは、名刺印刷業務にかかる時間や労力を可能な限りカットすることでお客様の業務効率化を実現したいと考えています。そのためにも、安定性のあるシステムで今後もお客様に末長くご利用いただけるよう努めてまいりたいと思います。
【掲載日:2017年3月16日】

本事例のプラン詳細

印刷子会社・特例子会社の立上にあたって、「名刺の受注」をご検討されるケースが多いのですが、いざ現場を立ち上げるのにもノウハウがないため、なかなか軌道に乗せるのが難しいのが現実です。
山櫻では導入サポートから運用サポートまでワンストップでご提案いたします。

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