特別支援学校の高校生は授業そのものに「作業学習」の時間を多く取入れていて、そこでは卒業後の職業生活に必要な挨拶をはじめとする態度や技能について学びます。
作業学習の内容については紙の帳合い等の作業が中心でしたが、最近では事務サービスに就職する生徒が多くなってきていることから、「理解」が必要な作業を学ばせたいと考え、注文から支払いまで、仕事の全体像をイメージできる教材、パソコンに入力するような教材を探していました。
また先生の名刺はイラストレーターで作っていたので、制作できる人が限られてしまい、さらにそのデータを印刷会社に送るという作業に手間を感じていたため、名刺作成を効率化できる仕組みを探していました。
教育関連の展示会でcorezoに出会い、インターネット環境があれば専門知識がなくても名刺受注ができることに魅力を感じ、操作が複雑でなく簡単に扱うことができることから、生徒たちにも作業が出来るのではないかと考えました。corezoは最新のシステムでありながら低コストで導入ができる点も要因の一つです。
名刺は社会人の必須アイテムで、社会の基本的なルールを学ばせるのに最適なアイテムだと思いました。「作業学習」の教材としても、実際に先生の名刺を作って売り、その仕事の対価としてお金を頂くという行為を、こまぎれでない一連の作業として生徒に体験させることができるようになりました。
現在corezoを使って名刺受注業務を行っている生徒は少数です。障害の特性にもよりますが、極力多くの生徒に名刺業務を体験させてあげたいと考えています。こういった「作業学習」を通して生徒たちが自らの適性を見つけ、進路先を決定できるよう指導していきたいと思います。
筑波大学附属大塚特別支援学校では生徒の障害の特性に合わせたきめ細かい指導を行い、子供たちの将来を先生方が真剣に考えていらっしゃる様子が伝わりました。
今企業では障害者雇用のために特例子会社や総務で名刺の作成業務を多く行っています。corezoは名刺の受発注業務について発注する側も受注する側も事務作業を効率的に行っていただくためのサービスです。そのため特例子会社でのご採用も増えています。
私達はもっと作業する方が誰でも簡単にできるようなシステム作りを行っていきたいと考えます。今回の導入で作業を経験した生徒の方が少しでも名刺に興味をもっていただき、将来的に名刺業務に携わっていただくことができたら、私達もうれしく思います。
【掲載日:2012年4月3日】
知的障害児に対し、体験学習を通して生徒が自らの適性を見つけ、社会生活で必要な力を身につけられるような教育を行っています。併せて筑波大学の附属機関として、大学の教育研究にも協力しながら特別支援教育の推進に力を入れています。
印刷子会社・特例子会社の立上にあたって、「名刺の受注」をご検討されるケースが多いのですが、いざ現場を立ち上げるのにもノウハウがないため、なかなか軌道に乗せるのが難しいのが現実です。
山櫻では導入サポートから運用サポートまでワンストップでご提案いたします。
株式会社ゴルフ・アライアンス 様
大株式会社ゴルフ・アライアンス様は、国内最大級のゴルフ運営会社である株式会社アコーディア・ゴルフ様の特例子会社として社内の様々な業務を受託されています。設立当初から名刺を主とした印刷業務の内製化を検討されており、山櫻は名刺台紙・プリンターのご提案をはじめ、名刺発注システムcorezo(コレッソ)ご導入のお手伝いをさせていただきました。今回はご担当者の見田様に、導入に至るまでの背景や、導入後の効果についてお話を伺いしました。
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株式会社 かんでんエルハート 様
大手電力会社 株式会社関西電力様の特例子会社として、社内郵便物の集配やノベルティ商品の販売、園芸業務や企業内マッサージなど多岐に渡り業務を行なっている株式会社かんでんエルハート様。親会社である関西電力様の名刺受注も主要な業務のひとつでしたが、FAXやメールによるアナログな受注体制だったため、印刷データの校正作業など名刺業務に多くの時間と人員を割いているという課題をお持ちでした。
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第一三共 株式会社 様・第一三共ハピネス 株式会社 様
グループ全体としての業務効率化の一環として、グループ共通インフラの構築・運用を推進されている第一三共株式会社様。障がい者の積極活用を推進するインフラとしてもcorezoが機能しており、「障害者雇用促進法」に基づき、2007年3月に設立された第一三共グループの特例子会社である第一三共ハピネス株式会社様では、名刺作成業務がグループ全体のビジネスサポートのなかでも設立当初からの主要な業務となっています。
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