2018/10/02
近年、様々な企業で取り組むべき重要課題として進められている働き方改革。その多くは、生産性の向上を目的とした業務効率化や、社員の生活向上を目的としたワークライフバランスの実現といったことが語られる。しかしそれらと同様、あるいはそれ以上に重要となるのが人事制度の改革である。そうしたなか、企業が人事制度改革を進めていく上で注目を集めているのが、「タレントマネジメント」だ。名刺や封筒などの紙製品を通して、コミュニケーションサービスを提供している株式会社山櫻(以下 山櫻)。山櫻が展開する「法人向けWeb名刺発注サービス corezo(コレッソ)」では、企業の総務および人事部門の名刺発注業務の効率化とともに、タレントマネジメントを実現する新たなサービスを開始した。今回は、corezoの新サービスとともに、タレントマネジメントについてご紹介する。
タレントマネジメントとは
山櫻が展開する法人向け Web名刺発注サービス corezoは、名刺・封筒・挨拶状など、企業内で必要な印刷物をネット上で注文・管理できるサービスだ。2001年よりスタートしたcorezoは、大手企業を中心に現在までに900社を超える企業に導入されている。そのcorezoに「個人ページ」という新たな機能が追加されたのをご存じだろうか?
この個人ページとは、corezoを利用している人、一人ひとりに名刺プレビュー付きのウェブページが提供されているサービスだ。部署や役職、住所、電話番号、メールアドレス、会社URLなどの名刺に記載されている基本情報はもちろん、顔写真や経歴、趣味などの付加情報を登録することができる。また、「テキストのみ」「画像・テキスト」「画像のみ」の3つのテンプレートから、組み合わせて登録することができるフリーエリアを用意しているので、自分の趣味や仕事に関するアピールポイントなど、詳しく紹介することも可能である。
登録した内容は「公開」「社員のみ公開」「非公開」の3段階で設定ができるようになっている。外部の人には情報を公開せず、会社内のみに情報を公開したい場合は、「社員のみ公開」を設定しておけば、corezoの企業コード単位に情報公開を制限することも可能だ。ちなみに作成した個人ページは、自動的にQRコードが生成されるので、名刺に印刷したり、メールの署名に貼っておくなどして簡単に配布もできる。
個人ページの名刺プレビューは、corezoで発注した名刺のプレビュー画像と連携させることができる。紙で渡した名刺情報は、どんどん古くなってしまうが、個人ページの名刺情報は、実際に発注した名刺のプレビュー画像がつねに更新されるので、生きたデータを確認できるのが便利だ。
企業内で個人ページを利用する場合、corezoの「個人ページ検索」から各社員の個人ページを閲覧することができる。検索条件は名前や所属グループのほかに、個人ページの基本情報に入力されている内容を検索できる「テキスト検索」がある。テキスト検索を活用すれば、共通の趣味や得意分野からの検索も可能だ。
また顔写真を登録しておけば、普段なかなか会う機会の少ない社員同士の顔がわかり、社内間のコミュニケーションアップも期待できる。さらに参加したプロジェクトや部署の異動履歴などを入れておけば、新たなプロジェクトの人材選定の際にも活用できるだろう。
山櫻では、個人ページの公開範囲を、当分は社内間のみに限定する方向性だが、希望の企業があれば公開範囲を社外まで広げることも可能だ。社外にオープンにすることで、営業職の場合、たとえば新規ユーザーとの初めての打ち合わせ前に、メールで顔写真入りの個人ページの情報を送っておくことで、相手に安心感を与え、その後の商談がスムーズに進められるメリットも出てくるだろう。
今回ご紹介した個人ページの機能は、現在、法人向けWeb名刺発注サービス corezoを利用していれば、無料で使うことができる。名刺発注の効率化とともに、タレントマネジメントにも活用できるこちらのサービスを利用して、働き方改革を進めてみては?