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2020/10/20

企業が取り組むべきサステナビリティとは?紙製品の環境配慮と持続可能性



サステナビリティ(持続可能性)という考え方

「サステナビリティ」(sustainability)とは、「持続可能性」または「持続することができる」という意味です。企業においては「利益だけではなく社会的責任を果たすことによって、将来も事業を存続できる」という意味で用いられます。


紙の利用においてもサステナブルな観点を取り入れ、適切な原料から生産された製品を利用することで、地球環境に配慮した「持続可能な事業」を展開することが求められています。


国連による持続可能な開発目標SDGs(Sustainable Development Goals)

2015年の9月25日から27日、ニューヨーク国連本部において「国連持続可能な開発サミット」が開催されました。その成果文書として、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が発表されました。そこでは人間及び地球の繁栄のための行動計画として「17」の目標がかかげられています。

「持続可能な開発」は現在、環境保全についての基本的な共通理念として国際的に広く認識されており、「環境」と「開発」を互いに反するものではなく共存し得るものとしてとらえ、環境保全を考慮した節度ある開発が可能であり重要であるという考えに基づいています。
このように、サステナブルという考え方は開発目標の中心となっており、そのための取り組みは積極的に推進されています。



紙製品の環境配慮と持続可能性

紙のリサイクルは資源の有効利用に繋がり、環境配慮として世の中に広く浸透しています。しかし、リサイクルをするためには印刷に使ったインクを落とし、漂白を繰り返すなど多くのエネルギーを必要とします。なおかつリサイクルできる回数にも限度があり、バージンパルプ※由来のものと、質的にも異なります。
※バージンパルプ… 木材を材料にして製造した新しいパルプのこと。


持続可能な紙利用のために

バージンパルプの使用が欠かせない中、紙を選択する際にそれが適切な管理のもと生産されたものなのか見た目では分かりません。持続可能な紙利用のためには、森林を適切に管理している業者から木材を調達し利用することが重要であることから、FSC認証製品を選択する企業が増えています。


FSCマークは世界共通の "森を守るマーク" です

FSC森林認証制度とは、森が適切に管理されているかを第三者機関が国際的に統一された基準に沿って審査・認証するものです。違法伐採や保護するべき森林の伐採を防ぐことに効果があり、FSCのマークが入った製品を選択することは世界の森林保全を応援することに繋がります。この認証制度は国際的な取り組みであることから、ロゴの入った名刺や封筒を使用することで、世界に通用するグローバルな環境PRが可能です。



まとめ

山櫻はお客様のご意見をいち早く取り入れ、森林保護のために管理されたバージンパルプのFSC認証紙に注目し、環境配慮と同時に印刷適性の良い製品の製品化に取り組んでまいりました。 FSC認証紙を選択することが、サステナブルな社会に繋がります。FSC認証紙の詳しい情報については弊社までお問い合わせください。