導入実績詳細 デジタル時代の新たな名刺交換 DXとSDGsの視点から見たデジタル名刺導入の背景

池田市役所様

大阪府の北部に位置する池田市は、豊かな自然環境に恵まれるとともに、鉄道・空港・高速道路など交通の便に優れ、そして、特色ある教育環境や歴史・文化資源などの数々の魅力を有しています。令和5年度からは「第7次池田市総合計画」に基づくまちづくりを進めています。この度、池田市役所様には職員の名刺としてデジタル名刺を採用され、デジタル名刺管理サービスのNAME ROOM(ネームルーム)をご導入いただきました。今回は、池田市役所 総合政策部 政策企画課 副主幹 小松様に、デジタル名刺管理サービスNAME ROOM導入の背景と効果についてお伺いしました。


ひろがりを感じられる、デジタル名刺という選択肢 

「職員が名刺を自己負担で賄うことへの対応と、DXやSDGsという今の時代に合った方向性を考えたとき、デジタル名刺が最適な選択肢だと感じました」(小松様)
 

マイページイメージ
 

 

名刺発注サービス導入の過程で、池田市役所様は複数のサービスを検討されていました。そのなかで職員の名刺発注で生じる出費を抑えつつ、市のDX推進方針に沿ったものとして、最終的にNAME ROOMを選択されました。

 

「決め手となったのは、豊富な情報を搭載できるデジタルならではの利点を生かしたサービスであることです。一人一人にアカウントが付与され、マイページに多様な画像、動画、リンクなどを組み合わせて編集できる点にひろがりを感じ、魅力的だと思いました。」(小松様)



  NAME ROOMは現在、管理職クラスの職員と一部の一般職員に導入されています。

 

 

名刺交換の新しい形

NAME ROOMの導入に際して、デジタルに詳しくない職員もいるため、政策企画部門が各職員のプロフィールページに総合計画やふるさと納税に関する情報をプリセットしています。もちろん個別にプロフィールページを編集し、各部署の情報発信することも可能にしています。」(小松様)

 

デジタル名刺の良さは、紙の名刺に比べて制限されない『情報量の多さ』。連絡先だけではなく、部署ごとに宣伝したい内容をWeb上で記載することができます。池田市役所様の場合、市の情報を発信できる機能が必須とされていたため、NAME ROOMの機能が大きく適合したといえます。

 

渡し方としては、既存の紙の名刺にQRコードを追加したり、メールの署名欄にリンクを掲載したりと、個人によって異なりますが、いずれもデジタル名刺へ誘導されるように工夫され、効果的に活用されています。

 

「もともと名刺の必要性が高かった職員は、すでに作成していた紙の名刺にデジタル名刺のQRコードを載せる形で配布しています。これまでの名刺にプラスアルファの価値を加える形です。新しい総合計画や重要な施策・取組などをPRするために活用しています。(小松様)


 

交換した先で好印象。「新しい取り組みで面白い」

「導入前は、庁内においても『デジタル名刺なんて失礼にあたるのでは?』という声もありました。

しかし、デジタル名刺を受け取った方からは「新しい取り組みで面白い」との声が聞かれ、肯定的な反応が多くありました。

つかみとしては成功していると感じます。」(小松様)

 

NAME ROOMの導入とデジタル名刺の活用は、名刺を単なる紙からデジタルへ移行するということにとどまらず、DXやSDGsといった現代のトレンドに対応した、新しいビジネスコミュニケーションの形を提案するものです。

今後もデジタル名刺の活用が進むにつれ、市のPRや効率化に大きく寄与することが期待されます。

DXとSDGsの視点から見たデジタル名刺導入メリット

  • 1. 環境負荷の軽減

    紙の消費や印刷に伴う環境負荷を減らすことができます。デジタル名刺は、情報をクラウド上で書き換えるだけなので、紙の名刺のように部署や役職が変わるたびに廃棄したり、再度作成する必要がありません。

  • 2.業務効率の向上

    デジタル名刺は、情報の管理や共有がしやすいため、紙の名刺のような管理の手間や紛失のリスクを軽減できます。これにより、業務の効率化を促進でき、DXの一環として生産性の向上に貢献します。

  • 3. イメージアップの促進

    デジタル名刺の活用は、デジタル時代の潮流に乗る取り組みとして、市としての姿勢を示すことができます。持続可能な社会を目指すSDGsの精神に賛同していることをアピールでき、市民や取引先からの信頼を高める効果があります。

取材後記

今回の取材では、池田市役所様がデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める中で、現在発展中のデジタル名刺の活用方法についてお話を伺いました。紙の名刺に代わるデジタル名刺は、単なるコスト削減にとどまらず、持続可能な世の中を目指す行政にとって、環境配慮の一環としても重要な意味を持っています。従来の紙の名刺を渡さない、という新しい試みは、これまでの価値観を変革する取り組みであったと思います。デジタルを推進していく市の職員の方々が柔軟なお考えを持つことに大きな意味があると感じました。今後、さらに多くの企業がこの動きに追随していただければ嬉しく感じます。

池田市役所

大阪府の北部に位置する池田市は、豊かな自然環境に恵まれるとともに、鉄道・空港・高速道路など交通の便に優れ、そして、特色ある教育環境や歴史・文化資源などの数々の魅力を有しています。令和5年度からは「第7次池田市総合計画」に基づくまちづくりを進めています。

池田市ホームページ

本事例のプラン詳細

NAME ROOMは、ビジネスパーソンの価値を最大化し、貴重な出会いをより印象的に、そしてその出会いをきっかけとして関係を長くつなぐためのサービスです。Web上での商談や会議が浸透する中、オンラインで名刺交換することができるデジタル名刺に注目が高まっています。NAME ROOMのデジタル名刺は渡すだけでなく、渡した履歴も管理することができるため、営業活動に役立てることができます。

 

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