導入実績

導入実績詳細 株式会社 かんでんエルハート様

株式会社 かんでんエルハート様
〜校正作業のカットによって、納期が短縮され価格も安くできるようになりました〜                                            〜習得しやすい業務のため、幅広くたくさんの人が使えると思います〜

大手電力会社 株式会社関西電力様の特例子会社として、社内郵便物の集配やノベルティ商品の販売、園芸業務や企業内マッサージなど多岐に渡り業務を行なっている株式会社かんでんエルハート様。親会社である関西電力様の名刺受注も主要な業務のひとつでしたが、FAXやメールによるアナログな受注体制だったため、印刷データの校正作業など名刺業務に多くの時間と人員を割いているという課題をお持ちでした。今回はcorezo導入に至る背景や導入のポイント、導入後の効果についてお話を伺いました。

導入の背景

厳しい校正体制から発生した手間のかかる業務フロー

当初は、お客様からFAXやメールで名刺の印刷内容をいただき、弊社が手作業で名刺データを制作していました。次第に名刺データはエクセルで受取り、当時使用していたシステムにインポートして名刺データに変換するというやり方に移行しました。しかし、システムに不具合やエラーが多く、どうしても手作業で修正する必要があり、使い勝手に不便を感じていました。さらに、名刺の完成イメージをお客様に見せることができない仕組みだったため、弊社が責任をもって最終の修正・校正※を行う必要がありました。

 

※校正…作業の中間段階で印刷や画面表示したものを、原稿と比べながら、種々の誤りや不備を正すこと

印刷ミスを防ぐため、名刺に関わる従業員を増やして二重三重で校正を行なっていましたが、Eメールアドレスや電話番号など細かい内容のチェックは時間がかかりますし、間違いを発見すればお客様に問合せて正しい内容をヒヤリングするなど、だんだんと作業時間が長くなってきました。名刺の校正以外にも印刷のカスレ・ズレのチェックや、発送先の確認も行うため、最終的に納期が一週間になり、人件費が増えたため名刺の価格も高くせざるを得ないという悪循環が発生しており、会社としても名刺業務の見直しは必須だったのです。

名刺の出荷量は平均で月400〜500箱、繁忙期になると月2,000箱以上と出荷量が多いので、二重になっている工程をカットするなど改善は何度も試みましたが、基本的に人間が手作業で名刺データを作っているため、制作部分は重いまま、根本的な対策にはなっていませんでした。

 

他社の名刺業務を見学したときのスピードと人数の少なさに驚き

そういった状況のなか、見聞を広める一環で他社の特例子会社の名刺制作現場を見学する機会がありました。まず驚いたのが業務に携わる人員数です。当時私たちが名刺業務を4〜5名でまわしていたのに対して、その企業ではわずか2名ですべての作業をさばいていました。次に作業時間で、私たちの場合、名刺データの生成から発送まで1日がかりだったのですが、そちらでは2〜3時間でこなしていると聞き、手の空いた時間に名刺業務を行なっているという印象でした。詳しく聞くうちにcorezoというASPサービスを使っていることを知り、弊社でもcorezoの導入が検討されていきました。

導入決定の要因

個人情報を取り扱う上でのセキュリティ対策

ASPサービスを導入するにあたって、最も懸念していたのはセキュリティ面です。当時グループ内で共通して使用しているサービスはありましたが、ASPサービスを利用するということはありませんでした。特に名刺は個人情報の取り扱いが厳しく、外部サーバーに名刺データを預けることは大変ハードルが高いと感じており、当初システム導入は難しいと考えていました。

しかし、親会社である関西電力様が作成したクラウドサービスのセキュリティガイドライン(チェック表)に対して、山櫻さんの営業の方やシステム担当の方に対応していただき、セキュリティ上懸念していた問題をひとつひとつ解消することで、関西電力様からもOKをいただき、会社内でも導入する方向に流れが変化してきました。

導入後の効果

作業時間のカットによる納期の短縮・価格の改定

まず、校正作業がゼロになりました。名刺データの入力作業は発注者である関西電力様が行い、同時にcorezoのプレビュー画面で完成形のイメージをご確認いただくので、弊社で校正する工程が無くなりました。この部分が解消されたことで、納期が1週間から4営業日に短縮されました。早いと2、3営業日で届いていると思います。また、校正作業がカットされたことで、名刺業務に携わる人員を減らすことにつながり、名刺の価格も下げることができました。お客様にも「早くて安い」と、大変ご満足いただいています。導入前は1日がかりだった作業時間も、箱数が多いときでも午前中には全ての作業が終わるように改善され生産性が向上しました。


システム管理による名刺レイアウトの統一・ブランド管理

導入前は、「名前の文字を大きくする」とか「ロゴの位置を変える」など、個人の要望によって名刺のレイアウトを変えられる部分がありました。しかし導入後は、PRロゴやQRコードの挿入もプルダウンで選択させるため、名刺の規定から外れるということがありません。



 

具体的なご利用方法

導入前の業務フロー


 

導入後の業務フロー


 

日ごろの山櫻の対応について

スピーディーなサポート対応

操作方法など分からないことには、山櫻の担当営業やサポートセンターへ電話をするとすぐに回答していただけるのでとても助かっています。名刺のロゴはプルダウンで選択するようになっているのですが、そのロゴを追加するにしても依頼したら次の日には登録が完了しており、スピーディーな対応です。

 

今後の展望

現在関西電力様の名刺を作成していますが、グループ会社の名刺受注は今でも独自のシステムを使った以前のやり方が残っているので、名刺業務のすべてをcorezoからできるようになるのが理想です。今後はグループ会社の名刺もcorezoでまとめて受注したいと思っているので、今まさに実現に向けて動いているところです。
作業に関していえば、印刷や断裁はボタン1つでできる作業なので、現在名刺印刷に携わっている固定メンバーに限らず、障がいの区分に係わらず作業ができる従業員の幅を広げていければいいなと思っています。先日、新しく入る従業員に名刺業務を指導することがありましたが、名刺データのダウンロード・印刷・断裁・検品など一連の作業が1日で出来るようになっていたので、時間をかけずに習得しやすい仕組みだと思います。
corezoから封筒の受注もできるので、将来的には社用封筒の受注もできればいいですね。

担当営業から一言

ソリューションビジネス部門 ソリューション営業グループ 齋藤 洸輔

 

かんでんエルハート様に初めてお伺いしたのは2015年12月頃であったと思います。当初、名刺データを外部サーバーに預けるという点が難しいという課題がありましたが、セキュリティ面において1つ1つ確認を進め、corezo(コレッソ)の導入を決定いただきました。初回訪問から、面会、お打合せを通して、課題解決を真剣に検討している皆さまの顔は今でも鮮明に覚えています。システムによって解決できる点もあれば、運営上のルールを設定して対応すべき点も出てきます。後者においても、かんでんエルハート様の「こうしてカバーしよう!」と積極的な発想、姿勢を目の当たりにして、逆に私が奮い立たせてもらいました。
まだシステム化で業務改善できる部分がありますので、お客様のスピード感に遅れを取らないよう対応していきたいと思います。業務改善と名刺の付加価値を創造していけるよう、一緒に考えていけたらと思います。

取材後記

名刺のように1人ずつデザインが異なる商品の校正は多くの労力と時間がかかり、発注数量が多い大手企業のお客様にとって軽視できない重要な問題です。今回は、プレビュー画面が確認できるcorezoの導入によって印刷現場にかかるパワーを大きく削減することができた成功事例となります。また、初めて携わる方にとっても短期間で習得できる業務のため、指導にかける時間を削減するという面でも大きく貢献できると感じました。
印刷会社様や特例子会社様向けとして、corezoから発注した名刺の印刷データをダウンロードできるASPサービスをご提案しておりますので、印刷業を営むお客様にもお役立ていただけます。【掲載日:2017年5月8日】

株式会社 かんでんエルハート様

大手電力会社 関西電力株式会社の特例子会社。大阪府・大阪市と設立した第3セクター※として、1993年(平成5年)に設立、1995年(平成7年)開業。広告企画、デザイン、印刷、製本、社内資料のコピー請負から、ノベルティ商品包装・販売など業務は多岐に渡る。従業員数169名(平成28年12月時点)。知的障がい者60名(うち重度知的障がい者:10名)、身体障がい者46名(うち重度身体障がい者:41名)、精神障がい者10名、その他53名。

設立当時、世間で印刷データの作成業務としてDTP※による組版を使う方法が主流となりはじめ、車いすの方がパソコンを使って制作に従事する例が増加。聴覚障がいの方も技術を習得すれば印刷業務に携われる見込みがあり、特例子会社の業務内容として印刷業務を採用する傾向に。印刷業務は障がい者雇用に向いていることから、印刷業務のひとつとして設立当初から名刺印刷業務も主要な事業として確立されました。印刷・商事課全体は肢体不自由14名、内部障がい2名、聴覚障害1名、知的障がい4名、健常者7名で構成。印刷業務は、肢体不自由5名、内部障がい1名、聴覚障害1名と健常者(役職者)2名で構成されています。(H29.3月時点)

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※第3セクター…国や地方公共団体と民間の共同出資による事業体。
※DTP(Desktop publishing、デスクトップパブリッシング)…書籍、新聞などの編集に際して行う割り付けなどの作業をパーソナルコンピュータ上で行い、プリンターで出力を行うこと。

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